七草粥の由来と食べる理由 いつ食べるの?作り方は洋風でもいい?

年中行事お正月,七草粥

古き良き日本の伝統風習の七草粥。

私も子供の頃から毎年欠かさず食べています。

あなたのように七草粥の由来や食べる理由がわからないという人も多いようですが、意味がわかればまた違った趣で過ごせますよね。

今回は七草粥の由来などをまとめてみましたので、お子さんにも説明してあげてくださいね。

スポンサードリンク

七草粥の由来は?食べる理由とは?子供への説明は?

江戸時代に中国から伝わったと言われる七草粥ですが、さてあなたは七草言えますか?

私が小学生の時に先生からクイズのように出題されて、一生懸命覚えました。

セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロとおまじないのように覚えたものです。

七草はその時代によって種類や数が変化してきました。

現在は一般的にはこの七草を使ったお粥を食べるものですが、地域によっては、七草ではなくありあわせの野菜であるとか、根菜を炊くとか、お粥ではなく混ぜご飯にするなどさまざまです。

七草粥の由来

中国から伝わって室町時代には汁として食べられていたものが、平安中期にはお粥に混ぜるのが定着しました。

早春にいち早く芽吹く七草を食べることで邪気を祓うという願いがこめられて、日本のハーブと言われる七草は冬場の野菜不足にもたっぷりビタミンを摂る意味もあるんです。

邪気を祓うという意味では節分と同じですね。

冬は葉野菜の栄養が摂りにくいこともありますし、胃腸に優しいお粥に混ぜて、お正月料理のご馳走やお酒などで疲れた胃を癒すという意味もあります。

七草粥を子どもに説明するなら

これを子どもに簡単に説明したくても、単に「体にいいから食べるんだよ」では物足りないかもしれません。

家族みんなが一年間、元気に暮らせるようにお願いしながら食べる魔法の草が入ったお粥なんだよ」と説明してあげるのはどうでしょうか。

七草粥の意味を伝えましょうね。

七草粥はいつ食べる?効能は?

基本的には七草粥はお正月の1月7日の朝に食べます。

実はこの1月7日は五節句のうちのひとつで「人日の節句」なんです。正月料理からのリセットの意味もあり、だいたいこの日を境にお餅もなくなって普通の食事に戻していくということです。

スポンサードリンク

小正月の1月15日や、月遅れの正月行事の2月7日に食べるという地域もあります。

現在は各家庭さまざまですが、その頃にはとっくにお餅は食べなくなっていて普通の食事になってはいますけどね。

朝に時間がなくて食べられなければ、夜でもいいのではないでしょうか。行事食なので、その日の行事として食べておきましょう。

七草粥 七草の効能

  • セリ
    鉄分が多いので増血作用が期待できます。
  • ナズナ
    解熱作用・利尿作用があります。
  • ゴギョウ
    扁桃腺に良いとされ咳や痰にも。
  • ハコベラ
    タンパク質が多くミネラルそのほかの栄養に富んでいます。
  • ホトケノザ
    胃を健やかにし、食欲増進が期待できます。
  • スズナ・スズシロ
    消化を促進し、咳止めにも期待できます。

七草粥の作り方 和風でも洋風でもいいの?

七草粥は簡単に作れますよ。

  1. まずお粥を炊きます。土鍋で炊くのもいいですよね。
  2. 七草を細かく刻み、熱湯にくぐらせたら、出来上がったお粥に混ぜて出来上がり。
  3. お塩をかけていただきましょう。

お好みで一口サイズのお餅を入れる家庭もあります。

スーパーには生の七草もパックに入って売ってますし、既に細かく乾燥された物もあるので便利ですよね。

七草粥は洋風でも中華風でもOK?

さて本来の七草粥はもちろん白いお粥に混ぜるものですが、色々アレンジもされるようになってきました。

という私が子供の頃の七草粥はなんとお醤油味…中身も全部揃わないのでニンジンも入っていたんです。要はお粥に身近なお野菜を入れるというものです。

地域によっても中身は違いますし、それを考えると洋風でも中華風でも全く問題はないでしょう。

洋風ならコンソメ味にするだけでも全然味が変わりますよね。最後に溶き卵を回しいれればおじや風、チーズを入れてリゾット風にしたりしても美味しいですよ。

お子さんがいるのなら、好きな味にしてあげたほうが食べてくれますしね。

ただせっかく胃を休めるものなのであまり濃い味では意味がなくなりますよ。あっさり目の味付けにしましょう。お肉を入れるなら鶏肉のササミがいいですね。

まとめ

七草粥の由来を知ると、こういった日本文化って理にかなっていると思いませんか?

お子さんにもうまく伝わることと思います。

スポンサードリンク

ぜひ七草粥を食べて、一年間健やかにお過ごしください。