ビジネス年賀状の書き方とマナー 宛名と住所は?挨拶や一言にも注意

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余った年賀状どうする

ビジネス年賀状の書き方とマナーって毎年確認してしまいませんか?

宛名や住所の書き方はもちろんですが、裏面の挨拶や手書きの一言メッセージまで失礼がないようにしておきたいですよね。

ここだけ確認すれば大丈夫というように、ビジネス関係の年賀状の書き方とマナーについてまとめましたので、参考にしてくださいね。

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ビジネス年賀状の書き方

ビジネス年賀状の書き方マナー

ビジネス年賀状を会社宛に送る場合

  1. 住所
  2. 会社名
  3. 所属部署名
  4. (肩書)相手の名前(様)

の順で書きます。個人宛の場合、御中はいりません。

部署に宛てて出すときには部署名に御中をつけて出せばOKです。

個人宅に年賀状を送る場合

  1. 住所
  2. 個人名(様)

と通常どおりに書きましょう。ここは特に問題ないと思います。

ビジネス年賀状 住所の書き方

住所の位置は年賀はがきの郵便番号の一番右端の枠に揃えます。こうするとハガキの外側のスペースがキレイに空きます。(画像を参照)

書き方は都道府県名やビル名(階数も)を省略せず、番地などの数字は漢数字で書きましょう。住所が長い場合は番地までを一行とし、ビル名以降は二行目の一字下げてから書くと読みやすくなります。

年賀状の宛名の書き方 ビジネス関係

所属部署名は会社名のあと一文字分開けて続けて書くか、長ければ次の行に一字下げて書きましょう。

肩書や役職名について、4文字までは名前のすぐ上に小さめに書きますが、5文字以上は名前の右に小さめの文字で書きます。

ビジネス年賀状は肩書きがある場合の敬称に注意

「部長様」「課長様」など肩書に様がついてはいませんか?これは間違いなんです。様など敬称を使うなら名前につけるようにし、○○様としましょう。

  • 営業部課長○○○○様
  • 営業部○○○○課長

などとするのが正しい敬称の使い方です。

役職名も名前も分からない時は株式会社□□営業部ご担当者様などとし、役職は分かるが名前が分からない時は株式会社□□営業部課長などとしましょう。

書き方がよくわからない時は名前に様をつけるのが無難です。間違っても敬称に「殿」などをつけないようにしてくださいね。

ビジネス年賀状の宛名が連名だと失礼?

個別の宛名を連名にするくらいなら部署宛てでまとめて御中で出しましょう。

連名で出すのが失礼になるかというよりも、相手の立場になると結局その年賀状を管理するのは一人ですから困りますよね。返信なども悩むかもしれません。

儀礼的な年賀状であるなら御中で部署にまとめて、で充分ですね。

ですが前年にお世話になったり個別に目に留めてもらいたいなら、一枚ずつ書いた方が良いのではないでしょうか。

これはあなたと相手との関係で決めてくださいね。

ビジネス年賀状のマナー

いくらテンプレートを印刷するといっても言葉は自分で選ぶものです。

社会人として恥ずかしくないようにマナーをおさえておきましょう。

年賀状の挨拶の使い分け

年賀状の最初に書く「謹賀新年」「賀正」「迎春」などの言葉。「賀詞(がし)」といいますが、これは相手によって使い分けるべきって知っていますか?それでは取引先など目上の方にはどのような賀詞を使うのが良いのでしょうか?

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もともと賀詞というものは四文字の敬語なんです。

  • 謹賀新年(きんがしんねん)
    :謹んで新年をお祝いします
  • 恭賀新年(きょうがしんねん)
    :うやうやしく新年をお祝いいたします
  • 恭賀新春(きょうがしんしゅん)
    :うやうやしく初春をお祝いいたします
  • 敬頌新禧(けいしょうしんき)
    :うやうやしく新年のよろこびをおたたえ申し上げます
などですね。

  • 「謹」相手を尊ぶ、謹んで
  • 「恭」うやうやしく、礼儀正しく丁寧
  • 「敬」尊んで礼をつくす
  • 「頌」ほめたたえる
このような敬意を表す文字が入っています。

「寿」「福」「賀正」「迎春」などの一文字や二文字の賀詞は

  • おめでたいですね
  • 春が来ましたね
  • 新年ですね
などという意味がほとんどで敬意は含まれていません。

ビジネス年賀状は相手が目上なことがほとんどですので、漢字のみの賀詞であれば丁寧に四文字の賀詞を使いましょう

もしくは

  • 「謹んで新春のご祝詞を申し上げます」
  • 「謹んで初春のお慶びを申し上げます」
  • 「謹んで年頭の御祝詞(ごしゅくし)を申し上げます」
このような文章の賀詞で丁寧なものが望ましいですね。

「寿」「賀正」など一文字や二文字の賀詞は上の立場の者が下に向けて使う言葉なので覚えておいてくださいね。

賀詞の重複に注意

賀詞とは新年を祝う言葉のことをいいます。漢字のみの言葉でなく文章もあります。例えば「明けましておめでとう」も賀詞です。

賀詞は同じような意味が多いので重複してしまうと、くどい文章となってしまうんです。

つまり「謹賀新年 明けましておめでとう」というのは賀詞の重複になり、無教養を疑われかねません。

ちなみに「新年あけましておめでとう」も重複なんです。この場合なら「新年おめでとう」「あけましておめでとう」のどちらかにするべきとされています。

テンプレートの文字に「謹賀新年」一言の添え書きに「あけましておめでとうございます」というのも二重の賀詞になってしまうので気を付けてくださいね。

年賀状で使ってはいけない言葉

年賀状とはおめでたいものですから、避けたい言葉があります。

日本人は縁起を担ぎますからね。

  • 去る
  • 枯れる
  • 衰える
  • 破れる
  • 失う
  • 倒れる
  • 滅びる

これらの忌み言葉はタブーとされています。「去る=去年」も使わないようにし「昨年」「旧年」としましょう。

年賀状の一言にもマナーが

テンプレートを印刷して、一言メッセージを手書きで…というのは丁寧で好感が持てますが、これにもマナーがあります。

さきほどの賀詞の重複も気を付けるべきですが、もうひとつ「、」「。」などの句読点を使わない、というマナーがあります。

年初めなので区切りをつけないという意味があるそうですが、筆で書いていた名残とも言われています。

ボールペンなどで文章を書くと思わず「。」を使ってしまうことがあるので注意が必要ですね。

最後に

いかがでしたか?

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今まで知らなかった、何気なくしていた、なんてことはありませんでしたか?

今年はポイントを抑えたビジネス年賀状をしっかり覚えましょうね。