秋の美味しい食べ物たちといえば、栗や柿、秋刀魚や茄子など色々とあります。その中でも栗はおやつとしても美味しいし、栗ご飯にしたりと家族みんなで楽しめる秋の味覚ですよね。
栄養もたっぷりの栗ですが、その栗を食べる時に厄介なものという印象が強い渋皮にアンチエイジングの効果があると話題になっているので、若々しさを維持したい女性には興味深々というところでしょう。
あなたもきっと気になっているのではありませんか?
栗の渋皮にはどんなパワーが含まれているのか、美容にどのように作用するのが調べてみました。
栗の渋皮の美容効果
栗の渋皮はエグ味が強いので好んで食べる人はいないと思いますが、そのエグ味の正体はタンニンというポリフェノールです。活性酸素によって細胞のダメージが老化を進めます。ポリフェノールと言えばその老化を防ぐ活性酸素除去(抗酸化)パワーがあるので注目されていますよね。
赤ワインやゴボウ、ブルーベリーなどポリフェノールが豊富な食品はアンチエイジングに役立つと話題を集めてきました。
栗の渋皮に含まれるタンニンにも抗酸化の作用があります。血行促進や悪玉コレステロールの除去など、生活習慣病の予防にも役立つタンニンです。栗を食べる時には渋皮の効果を無視するのはとても勿体ないことのような気がします。
栗そのものにも
- ビタミンC
- ビタミンA
- ビタミンB
- ビタミンK
- 葉酸
などビタミンバランスに優れています。
渋皮には美容に大切な栄養を含んでいるのですから、これから栗を食べる時は渋皮も一緒に食べられる方法を試してみてはいかがでしょう。
栗の渋皮煮のカロリーは?
栗は100グラムあたり164kcalあります。5粒くらいでご飯1杯分に相当するので、栗は決して低カロリーなものとは言えません。ついつい食べ過ぎちゃうとカロリーオーバーになるので注意しなくてはいけません。
渋皮煮は甘さを加えて煮ます。栗の大きさや甘さ加減にもよりますが、だいたい一粒45kcal前後のようです。砂糖を使わないでカロリーを制限できる甘味料を使うと多少抑えることはできるでしょう。
ただ美容に役立てるための渋皮だけならカロリーはごくわずかです。
美容のために栗の渋皮を利用する時は、美味しい栗の中身は控えめにしておかないとダイエットしなくちゃいけなくなりそうですね。
栗の渋皮のレシピで簡単なのは?
栗の渋皮の食べ方で最も有名な方法は栗の渋皮煮です。栗の渋皮を剥かずにそのまま煮ます。渋皮を剥く手間もなく、栗と渋皮を一緒に食べられますよね。
ですが栗の渋皮のレシピでもっとも手軽なのは渋皮茶として飲む方法です。栗の渋皮に含まれるポリフェノールをムダにしないで摂ることができます。
生の栗を食べる前に剥いた渋皮を捨てずに、それをお湯で煮出して作ります。剥きたての渋皮を使うよりも、フライパンで少し炒ってから煮出す方が香ばしくなります。
ネットやガーゼ布に入れて天日で乾燥させておくと、保存もできますから大量に渋皮がある時は干して少しずつ使うこともできます。
渋い味がするので、飲む時にはちみつやお砂糖で甘さを多少プラスすると飲みやすくなりますよ。
栗の渋皮の美容効果まとめ
栗の渋皮にアンチエイジングパワーがあったなんて、今までほとんど知られていなかったことだと思います。
野菜や果物も皮や種の部分が一番栄養価が高いと言われるように、今まで捨てられてきた部分にこそ大切な栄養を含んでいるんですね。
栗の渋皮を無駄にしないようにして、若々しさのキープに役立てていきましょう。