インフルエンザと風邪の違いは?新型インフルエンザとは?流行時期も
毎年テレビでなんとなく知るインフルエンザの流行時期。
同時に風邪が流行していることも多いです。新型インフルエンザという言葉も聞きますよね。
インフルエンザと風邪って何が違うのか、インフルエンザと新型インフルエンザの違いなど、今さら聞けないこの疑問をまとめてみました。
インフルエンザと風邪の違いは?
どちらも体にツライものですが、似てるようで似てない症状をしっかり確認しておきましょう。
特にインフルエンザは重症化する恐れがあるので、自分のためにも周りのためにもしっかり気を付けましょう。
風邪の症状とは
風邪の症状はそのウィルスによっても違いますが、
- のどの痛みや腫れ
- くしゃみ
- 鼻水・鼻づまり
- 咳・痰
関節痛などの全身症状はあまりなく、重症化することも少ないです。
発熱があっても微熱で軽い症状になって行くのが一般的です。
インフルエンザの症状とは
インフルエンザウィルスの感染によって起きるものです。
軽い初期症状などはなく突然発症し、悪化します。
- 38℃以上の高熱
- 頭痛
- 強い悪寒
- 関節痛
- 筋肉痛
- 全身のだるさ
「突然」というところが判断するポイントのひとつです。
さらに普通の風邪のように
- のどの腫れ・痛み
- 鼻水・鼻づまり
- 咳
これらの症状も見られます。
こどもや高齢者、免疫力の低下している方が重症化すると、命に関わることもあります。
見た目で風邪かインフルエンザかは判断することはできないので、病院などで調べてもらいましょう。
インフルエンザと新型インフルエンザの違いは?
インフルエンザと新型インフルエンザとは何が違うのでしょうか。
いわゆるインフルエンザというのは季節性インフルエンザのことです。
季節性インフルエンザとは
日本では毎年冬に流行しているインフルエンザのことを言いますが、主にA型のインフルエンザのことをさす場合が多いですね。
原因となるインフルエンザウイルスの抗原性が小さく変化しながら毎年流行しているんですが、ほとんどのヒトは免疫を持っているので感染しても重症化することは少ないです。
免疫があれば数日で自然回復も見込めます。ですが、まだかかったことがない子どもや免疫力の低い高齢者は命に関わることもあるため注意が必要です。
新型インフルエンザとは
新型インフルエンザとは、その名のとおり新しく発生するインフルエンザウィルスのことです。いつ発生するかは誰にもわかりません。
型の違うインフルエンザウィルスのため、ほとんどのヒトが免疫を持っていません。免疫がないので全国的に急速にひろがります。
このように国民の健康や生命、さらに社会においても影響を及ぼす可能性があるものを新型インフルエンザと呼びます。
通常のインフルエンザの症状に加え、下痢や嘔吐なども見られます。
新型インフルエンザは、時代を経て色んな種類が発生しました。しかし世界に流行が拡がると多くのヒトが新型インフルエンザに対しての免疫がつきます。
そうするとこのような新型インフルエンザも、通常のインフルエンザと同じように季節性の流行を繰り返すようになっていきます。こうして季節性インフルエンザとして取り扱われるようになります。
つまり急速だった感染が落ち着いて、そのインフルエンザに対応ができるようになると、通常のインフルエンザと同じとみなされる、ということですね。
インフルエンザの流行時期っていつ?ピークは?
インフルエンザは流行があるので短期間で感染が拡がるのはご存知の通りです。。
日本の主な流行時期は毎年12月~3月ごろで、ピークは1~2月と言われますが、4~5月までは気を抜けません。実際にゴールデンウィークで感染する人も少なくないようです。
ですが冬が流行だから夏はかからないかというと、そんなこともなく、1年中病院にインフルエンザ患者は来るそうです。
注意すべきは冬の流行時期ですが、夏も安心することなく手洗いうがいなどの対策はしておきたい、ということですね。
まとめ
今さら聞けないインフルエンザのことについて紹介しました。
いつ感染してもおかしくないインフルエンザですが、手洗いや体調管理を日ごろから気を付けて予防につとめましょう。
流行時期はマスクも忘れないでくださいね。