餅つきをして作った鏡餅。
鏡開きの頃にはカビてしまっていませんか?
部屋に飾っているからしょうがないけど、食べても良いのか処分するべきなのか、食べるならどのようにするべきでしょうか?
今回はカビてしまったお餅はどうすればいいのか、鏡開きの飾りは終わったらどうすればいいのかなどを紹介します。
鏡餅は鏡開きのときにはカビてる!
お餅にカビが生えてもこのように言われます。
「カビの部分だけ取れば食べられるから大丈夫!」
いやいや、ちょっと待って~
カビって表面だけにできるものではないし、菌糸が深く入り込んだりします。
青カビは健康に影響ないっていう人もいるけど、見た目で大丈夫なカビを見分けるのは至難の業。だってお餅に生えるカビはなんと20種類以上もあるんだそうです。
基本的にカビが生えたら食べるのはおすすめしません。
特に赤カビ・黒カビは危険です。赤カビ・黒カビが発生していたら無理して食べずに処分しましょうね。
青カビが少ししか生えてないし、もったいないから取り除いて食べるという場合もあるかと思います。
ですがカビを取ったつもりでもカビくさかったりカビの臭いが残ってる場合は食べるのはやめておきましょうね。
それでも食べたいという場合は上手に取り除きましょう。
餅のカビの取り方 洗って落とすのはどう?
お餅にカビが生えた時点でカビの根が内部まで入り込んでいます。ハッキリわかるくらいのカビができた時にはすでに3cmほどは入りこんでいるんだとか。つまり表面だけを洗うやり方よりも厚めに削った方が良いでしょうね。
鏡餅など大きく作ったお餅は削って食べるのもいいかもしれませんが、通常の大きさのお餅を厚めに削ると食べるところがあまりないでしょうね。最初から処分する方が良いかもしれません。
鏡開きで餅が固い
鏡餅は本来は紙か布に包んで木槌などで叩いて割るものです。包丁などで切るのは縁起が悪いとされています。
割れるなら木槌(なければ金づち)で細かく割るのが一番良いですね。
固いと思うかもしれませんが、お餅がしっかり乾燥してヒビが入っているくらいの方が実は割りやすいですよ。
カビが生えている部分は鏡開きで割ったあとにそぐのが良いでしょう。お餅が小さくなってからの方が簡単にできます。
鏡餅の切り方
いろんな環境から鏡餅を割るのは難しく、縁起が悪いと知っていても毎年切っているという場合もありますよね。
ただお餅が固くて苦労しているのでは?
そんなときは電子レンジを利用しましょう。
- カビが電子レンジ内に飛ばないようにラップで包む
- お餅が柔らかくなりすぎないように30秒ずつ温めてその都度確認する
- 包丁が入りそうな柔らかさになったら取り出す
これで簡単に切れますよ。
切るときは真ん中から二つに割っていくのではなく、端の方から切って行く方が上手にできます。
鏡餅の飾りの処分方法は?
鏡開きが終わったら鏡餅の飾りはどのように捨てるのか、処分の方法はどうしたらいいのか、悩むところですよね。
縁起物は飾りなどにも神様の力が宿ると言われていますので正しい方法で処分しましょう。
鏡餅の飾りの処分方法1
近くの神社などに持っていき、お焚き上げしてもらいましょう。
地域によって言い方は違いますが「左義長」「お焚き上げ」「どんど焼き」などというもので、焼いてもらうということですね。
鏡餅の飾りの処分方法2
神社でお願いできない場合は自宅で処分をしますが、捨てる前にお塩で清めましょう。
そして紙に包んで他のごみと混ざらないように、新しいごみ袋に入れて捨てましょう。
まとめ
いかがでしたか?
現代はライフスタイルによって鏡餅の飾り方も、処分の仕方も様々です。
ですが縁起物として気持ちよく取り扱いましょうね。