わたしが小さい頃はお彼岸やお盆はたくさん親戚が集まって楽しかった思い出がありますが実際は何の日なのかな、と思っていました。
知識などは大人になるにつれ自然と身につきましたが、核家族化の影響なのかお爺ちゃんお婆ちゃんから教わるという機会も薄れてきましたよね。
お彼岸について知らないのは今の時代あなただけではないですし、若い人で知ってる方がむしろ珍しいかもしれません。
ですが結婚すると責任も出てきますし、お彼岸のことを知る良いきっかけですので覚えておくといいでしょうね。
今回はお彼岸の時期やお墓参りにはいつ行くのがいいのか、お彼岸とお盆の違い、どんなものを準備するのがいいのかまとめてみました。
お彼岸っていつからいつまでなの?お墓参りはいつ?
3月21日は春分の日、9月21日は秋分の日というのはあなたも知ってますよね。
その前後がお彼岸なんです。
3月のお彼岸は「春彼岸」、9月のお彼岸は「秋彼岸」と呼ばれ、お彼岸は春と秋とで一年で二回あるんです。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉を聞いた事ありませんか?
ちょうど季節の変わり目、このお彼岸を期に冬は春へと、夏は秋へと移り変わります。
お墓参りは一般的に中日と言われる「春分の日」「秋分の日」に行くとされます。
祝日なのでその日に行きやすいのか、現在でもお墓参りする人が多いです。
ですがその日でなければいけないというわけではなく、中日を中心にその前後3日間のうちに行ければ良いとされています。
つまり、中日を中心とした1週間の中のどこかで行こうね、ということですね。
お彼岸とお盆との違いって何?
お彼岸もお盆も両方とも、ご先祖様を敬いお墓参りをするという事に変わりはないですよね。
それではお彼岸とお盆との違いって一体何でしょうか?
お彼岸とされる「春分の日」と「秋分の日」は昼と夜の長さがほぼ同じなる日ですね。
つまりお彼岸はご先祖様達の世界と私たちのいる世界が一番通じる時なんです。
ご先祖様達のいる方が「彼岸」、私たちのいる世界は「此岸」といいます。
ご先祖様との距離が一番近いこのお彼岸の時期には、私たちがご先祖様達の所へ出向いてお参りするというのが風習なんです。
一方お盆ですが、この時期になると逆にご先祖様がこの世界に戻ってくるといわれています。
お盆は8月13日から16日といわれますよね。
8月13日に家の間口やお墓で迎え火をしてお迎えをし、16日に送り火を灯してまたあちらの世界へお見送りするんです。
「お彼岸」は私達がご先祖様達の所へ出向く、「お盆」はご先祖様がこちら側へ戻ってくる・・・そんな違いがありますね。
お彼岸の準備ってどうしたらいいの?
お彼岸の準備でまず一番大事なのは、お仏壇とお墓の掃除ですね。
普段からきれいにしておくことが大事ですが、この時期は草花も生い茂るので特にお墓は念入りにしましょうね。
お仏壇にはそれぞれの宗教等で異なりますが、一般的にはお花や果物、お菓子等の他精進料理をお供えします。
またお彼岸にお供えするお菓子は、春は牡丹の花から「ボタモチ」秋は萩の花から「オハギ」と呼び名が異なります。
もちろん、お墓参りの準備とお線香の準備は忘れないように!
お墓にも仏壇と同じようにお供えをするんですが、最近はカラスなどが来て食い散らかすこともあるのでお参りが終わったらお供え物は持ち帰るのが良いでしょう。
お彼岸が終わる頃にはまたお墓掃除をしてまたきれいに保てるようご先祖様には気持ち良く過ごしていただきましょう。
まとめ
日本人のご先祖様を敬い大事にするというこの習慣はとても素晴らしいですよね。
もちろん結婚したばかりのあなたにとっては気を使う場面の多い大変な時期です。
ですがご先祖様あっての自分達ですし、お彼岸・お盆には故郷に帰りご先祖様に見守られつつ家族や親戚が集まる風習も良いものと前向きにとらえましょう。
がんばってくださいね^^
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