新型で感染者が増える予想のノロウィルス。
感染してしまうと治療薬がないので、耐えるしかありません。考えただけでツライですよね。
でもノロウィルスとはどのようなものか知っていますか?
まずはノロウィルスについて知っておくことが大切です。
今日はノロウィルスについて紹介しますので基本をおさえておきましょう。
ノロウィルスの新型の症状
今までノロウィルスに感染したことがあって免疫があると思って安心しているかもしれません。ですがその免疫は新型のウィルスには役に立たないため、誰にでも感染する恐れがあります。
ただでさえノロウィルスは嘔吐下痢がツライということはご存知だと思います。
新型ノロウィルスはさらにツライ症状がでます。
- お腹を殴られるぐらいの腹痛
- ひどい下痢
- 激しい嘔吐
ノロウィルスには有効なワクチンや特効薬がないので、もし感染してしまったらこれらを耐えるしかありません。個人差はありますが2~3日間続くようです。いつまで続くかわからない苦しみなんてつらすぎますよね。
そんなつらいノロウィルスにもし感染してしまったら脱水症状に気を付けて経口補水液を飲むようにしましょう。
- 水 1リットル
- 塩 1グラム
- 砂糖 40グラム
スポーツドリンクを飲む場合は冷たいものは避けるようにして、お湯で半部に薄めて少しずつゆっくり摂取するようにしましょう。
毎年ノロウィルスの感染ピークは12~1月ですが、冬の間は十分に気を付けたいところですね。
ノロウィルスの感染予防
ノロウィルスは有効な治療薬がないということから、予防することが最も大切です。
つまりどのように感染するかを知って、気を付けていきましょう。
ノロウィルスはなぜ感染するかというと、口や鼻からお腹の中に入って感染するんです。その感染方法を確認しましょう。
ノロウィルスの接触感染
ノロウィルスは触ることによって感染します。手や指で触ったものから口に入りやすいんです。人は無意識に顔や口を触るので注意が必要ですね。
外で不特定多数の人が触る物はできるだけ触らないようにしましょう。
- ドアノブ
- 手すり
- 吊り革
などですね。
このように家にウィルスを持ち込むことがあります。家の中で注意したいのは
- ソファー
- リモコン
- ゲームのコントローラー
- ドアノブ
- 冷蔵庫
などですね。
対策としては小まめに手を洗うことです。
ノロウィルスは石鹸で死滅することはありませんが、水で石鹸を洗い流すことが重要です。しっかり手洗いはしましょう。
ですが洗い過ぎて手が荒れてしまうと、皮膚の表面がボコボコしてしまうためそこにいるノロウィルスが流れにくくなってしまいます。
さらに手を洗った後、ドアをあけるときには直接手を触れないようにしましょう。スライド式なら腕や肩で開けたり、ドアノブにはティッシュを使うなど工夫してくださいね。
せっかく手を洗ってもドアを開けるときにうつらないように気を付けましょう。
ノロウィルスの飛まつ感染
いわゆる吸い込みによる感染のことですね。
感染者の咳やくしゃみ、会話によるつばのしぶきなどによってウィルスが感染するのはご存知だと思います。
ですが最も注意してほしいのはトイレです。
トイレは水を流すと水滴が舞いますよね。目に見えない水滴は90分以上も舞うことがあります。
感染者が使った後のトイレは何万個ものウィルスが浮遊していると考えてもよいくらいです。
飛沫感染の対策といえばマスクをすることですが、トイレに入るときもマスクをしましょうね。
ノロウィルスの原因は食品からも
ノロウィルスに侵されている食べ物を摂取すると感染します。
仕出し弁当などを盛り付ける人が感染していると、食品にも感染し、大人数の感染者となることがありますよね。
このようにお弁当や外食などは自分が対策するのは難しい所ですが、家で食事をする際には85℃1分間以上の加熱をするようにしましょう。加熱はノロウィルスだけでなく、様々な細菌、ウィルスに効果があります。
ノロウィルスの嘔吐処理
ノロウィルスの嘔吐処理は注意が必要です。キチンとした処理をしないとそこから感染してしまうからです。
ふいたつもりでも嘔吐物の処理の仕方が足りないと、乾燥した後にそこを歩くだけで菌が空中に舞うんです。その菌を吸い込むことによってノロウィルスに感染してしまいます。
特にカーペットは念入りに処理が必要です。
ノロウィルスの嘔吐には消毒
まず素手では行わず必ず使い捨ての手袋を使ってください。そしてマスクは必須です。これらをしないことで処理をした人が感染することがとても多いからです。
処理に使ったものはすべて捨てるのでペーパータオルなどを使うと良いでしょう。
嘔吐物は広げないように気を付けて、真ん中に寄せてすくい上げるようにし、ポリ袋に入れましょう。
あらかたすくい上げることができたら拭きたくなるかもしれませんが、菌が舞い上がってしまうのでやめておきましょう。
新聞紙を消毒液で浸してその場所に15分ほど置きましょう。消毒液は次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイターなど)を50倍に薄めたものを使うようにしましょう。アルコール消毒などでは殺菌できません。
最後に新聞紙や手袋、マスクをすべてポリ袋に入れてしっかり口を結んで捨てます。
手は必ず洗ってくださいね。
もちろんトイレで嘔吐したときや下痢のあとにも消毒は必要です。そのときも次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイターなど)を使用してくださいね。
まとめ
参考になりましたか?
きちんと感染経路を知っておくことが予防と対策につながります。
何事もないように冬を乗り切りたいものですね。