お子さんが熱中症になると焦ってしまいますよね。
夏に限らず高温の炎天下にいると、大量の汗で体の水分や塩分が失われて体温調節がうまくできなくなってしまいます。
特に子どもは大人よりも体温調節機能が未熟なので熱中症になりやすいんですよね。
今回はお子さんが熱中症になってしまった後の過ごし方をまとめてみましたので、参考になさってくださいね。
子どもが熱中症になったら夜はどうする?
もしお子さんが熱中症でダウンしたら夜はどのように過ごせばよいのでしょうか。
昼間に比べて回復したように見えても、油断はしないでくださいね。
なぜかというと一度熱中症になってしまうとその後も後遺症に悩まされることがあるそうです。熱中症のせいで崩れてしまった体内のいろんな機能のバランスが整うのに、ある程度の時間がかかるんです。
少し休んで症状がよくなったと思っても、その後2週間~1ヶ月は完治したとは言えない状態であることが多いのです。
ですから一見元気なように見えても夜の過ごし方は安静にして下さいね。
もちろん後遺症とは言っても、一生続くものではないので安心して下さい。体内のバランスさえ元に戻れば、後遺症も自然となくなります。
また夏の暑い期間は通常より熱中症になりやすいので、絶対に無理はしないようにしてください。
熱中症になったらお風呂は入れない?水風呂もダメ?
熱中症になってしまったらお風呂はどうすればいいのか気になりますよね。水風呂なら入っても良い、などと思っているならしっかり確認しておきましょう。
熱中症になった当日のお風呂
熱中症になったら当日はお風呂には絶対入ってはダメです!
ただでさえ、湯船につかるだけで水分が失われてしまいますからね。健康な人でさえお風呂に入ることが原因で熱中症になるってこともあるんですから・・・
たとえ症状が軽くても入浴は避けるべきですね。
そして水風呂も急激に体温をさげると、かえって症状が悪化するので大変危険です。
体を濡れタオルで拭いてあげるといいでしょう。
熱中症になった翌日以降のお風呂
どうしてもお風呂に入りたいという場合も当日の入浴は避けて、翌日以降に37~38℃くらいのぬるめの微温湯にして、半身浴にしましょう。もちろん長時間は禁物です。
お風呂に入る前に水分補給をするのも忘れないようにしてくださいね。
熱中症になったら食べ物はどうする?夕食は?
熱中症になってしまったらおそらく食欲もないでしょう。
吐き気や下痢がある場合は脱水症状になってしまいますので、なるべく塩分や水分の多く適度に冷たいものコマメに食べさせて下さい。
熱中症になったら飲み物は何がいい?
スポーツドリンクをお水で半分に薄めて少しずつ飲ませて下さいね。そのままだと糖分の摂りすぎになってしまうことがあります。もし飲み物を飲むのが難しそうなら氷をひとかけら口に入れてあげてください。
注意が必要なのはコーヒーや紅茶です。絶対ダメですよ!カフェインには利尿効果があるので、飲ませると逆に体の水分が出てしまいますからね。
熱中症が落ち着いてきたら食べ物は?
落ち着いてきたら、下痢を止める作用のあるりんごのすりおろしなどから食べさせましょうね。
食欲が出てきたら、消化のいいおかゆや、白身魚、ササミ、などの低脂肪のタンパク質から食べ始めるといいでしょう。体力をつけなければなりませんからね。そうめんやうどんを柔らかく煮て、煮たほうれん草や人参、半熟卵などをトッピングするのもいいですね。
果物では、バナナ、りんご、桃などが消化がいいしお子さんも食べたがりますよね。それからお豆腐、茶碗蒸し、手作りプリンなど喉ごしのよいものもいいですね。
免疫力を高めるために、タンパク質とビタミンA、C、Eがたっぷり摂れる食事にしていきましょう。
まとめ
ここ数年の日本、いや世界の気象は異常ですからね。夏に暑いのは当たり前ですが、あまりにも気温が高すぎますよね。夏だけでなく、春先も秋口も注意が必要です。
また熱中症は外だけで起こるとは限りらないですから、車内や室内でクーラーをかけていても高温になることがあるので気をつけなければなりませんね。
こまめな水分補給、温度管理など適切な対処をし、 熱中症を予防することが大切ですが、万が一なってしまっても適切な処置が必要になります。
お子さんの熱中症はやく回復するといいですね。