喪中はがきはいつまでに出す?書き方の表書きマナーと例文も

マナー,年中行事喪中はがき

喪中はがきマナー

1年以内に身内が亡くなった場合、年賀状は控えるのが常識となっています。

そのため先に喪中はがきを出して先方に年賀状を失礼することを知らせなくてはいけませんよね。

初めて喪中はがきを用意しなくてはいけない場合だと戸惑うことも多いです。

喪中はがきはいつまでに出すのか、喪中はがきのマナーとはどのようなものなのか、文例も一緒に確認してみましょう。

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喪中はがきはいつまでに出す?

喪中はがきは正式には「年賀状欠礼の挨拶状」と言います。元々は年賀状を失礼するという意味なのですが相手の年賀状の準備のことを考えなくてはいけないので送る時期を考える必要があります。

大体11月中旬から12月初旬にかけて出すのが一般的です。年賀状の受け付けが12月15日からはじまるので遅くてもそれまでには届くように準備しましょう。

参考までにいつから準備をすればよいかというと、郵便局は喪中はがきを例年10月1日から販売しますし、印刷サービスの業者の早割などは9月から受け付けているところもあります。

いつから、というのは厳密にはないので、早い方がお得な場合があるということは覚えておきましょう。

もし12月に不幸があったなら、すぐに対応しなくても大丈夫です。年が明けてから「寒中見舞い」として年賀状を失礼させてもらった件を伝えましょう。

喪中はがきの書き方 表書きマナー

喪中はがきの表書きの書き方ですが一般のはがきと同じように住所や宛名を書きます。

特別な決まりなどはないですがそれぞれ確認しておきましょう。

喪中はがきの表書きは薄墨?

喪中はがきといえば薄墨のイメージですが表書きは特に薄墨の必要はありません。

逆に郵政公社で住所や宛名は薄墨にしないという規定もあります。薄墨だと機械が読み取りにくいということなんですね。

喪中はがきの表書きを手書きする場合

表書きも印刷する方が多いでしょうが、手書きするという場合は「筆ペン」か「万年筆」がいいでしょう。ボールペンはやめておきましょう。

喪中はがきの表書き 連名の差出人は?

差出人の連名については喪中はがきでも通常の年賀状などと一緒で大丈夫です。亡くなった方の本文の続柄の記載の仕方によっては本当にいいのかな?と思われるかもしれませんが一般的に夫側からみての続柄を本文に記載します。

例えば夫側の父が亡くなった場合は「父 ○○」とします。妻側の親族が亡くなった場合は「妻の母 ○○」「義母 ○○」などという風に書けば問題はありません。

喪中はがきの表書きで横書きは?

最近は住所を横書きにする方も多いようです。実際横書きの方が書きやすかったりしますよね。喪中はがきも横書きでも構いませんがその場合は本文も横書きにしましょう。本文が縦書きなら宛名も縦書きにしましょう。

喪中はがきの書き方と例文

喪中はがきの書き方に特に型式はありません。個人で自由に作って大丈夫です。

ただし内容は以下のような流れで作成します。

  1. 「喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます」という挨拶文
  2. 誰がいつなくなったのか、故人との続柄と故人の年齢などの説明
  3. 先方の無事を祈る言葉、お付き合いへの感謝の結びの文章
行頭を下げずに句読点は使わないとされていますが、最近では読みやすい文章にするために句読点を使うこともあるようです。

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「年賀」という言葉はお祝いで使う言葉なので避けます。代わりに「年始・年頭・新年」などの言葉を使うといいですね。

また文面を薄墨にすると思っている方も多いのですが実は決まりではなく、特には必要ないとされていますので通常通りの印刷で大丈夫です。気になる方は薄めの印刷にされるようですね。

喪中はがきの添え書きはOK?

喪中はがきに一言添えるのは問題ありませんが内容には配慮が必要ですね。喪中はがきの内容からはずれた言葉(自分の近況報告など)はそぐわないので、書かない人が多いようです。

もし一言添えるのであれば

  • 「葬儀の際はお世話になりました」
  • 「故人の生前中はお世話になりました」
  • 「ご厚志を賜りありがとうございました」

などになりますが、忌明けの挨拶状などで伝える内容なので必要ないことがほとんどでしょうね。

喪中はがきの例文

自由に書いて良いと言われても自分で文章を考えるのは大変なことです。ですが最近はパソコンで喪中はがきも作成できますので例文もコピーできますし、無料のテンプレートなども豊富ですよね。

ここではイメージをつかむために喪中はがきの例文を載せておきますので参考にして下さい。

[colored_box color="green" corner="r"]喪中につき年末年始のご挨拶ご遠慮申し上げます。
【死去月】に【故人続柄】【故人の名前】が【享年】にて永眠いたしました。ここに本年中に賜りましたご厚情に深謝いたしますと共に、明年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます。[/colored_box] [colored_box color="green" corner="r"]今年も残り少なくなり、皆様も何かとお忙しいことと存じ上げます。さて、去る【死去年月日】に【故人続柄】が天寿を全ういたしまして、ただいま服喪中でございますため、年末年始ともご挨拶は差し控えさせていただきます。寒さの厳しい折から、いっそうご自愛のほど念じ上げます。[/colored_box] [colored_box color="green" corner="r"]喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます。今年中に賜りましたご厚情に深謝申し上げますと共に明年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます 平成○年○月[/colored_box]

最後に

年賀状を出す人が年々減ってきている時代ではありますが、新年の風習としてやはり中々辞めることもできないですよね。

喪中ハガキもきちんと送る必要があります。

いつも年賀状を送って下さる方のことを考えて時期など早めの対応をオススメします。

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